2021.2.3.

立春という字を見るだけで、雪解けの小川のせせらぎや小径を思い出します。

野も山も雪が溶け始め、とっても冷たい水がさらさらと音を立てて流れます。

閉ざされた氷の世界から、太陽の光が溢れる世界への始まりの春。

田舎では、旧正月には新しいものを身につける習わしがありました。


こうした節目のときに、心の悪習を捨てようと今年も踏ん張ってみました。

まとめて捨てられるものもあったのですが、小出しでしか手放せないもの

もありました。

小出しでしか捨てられないものとは、私にとって最も大きな学びを必要と

するもので、心の成長とともにしか捨てることが出来ないものです。


病や痛みや離別や大きな災難などは、否応なく捨てることを余儀なくされ

時として、大きな成長と飛躍という恵みをもたらしてくれることがあります。

長くこの世界に暮らしていて振り返ってみたときに、あああの時が私の転換

期だったと思える頃がいくつかあります。

良い状況から悪い状況へ、さらに悪い状況から移動して良い状況へと波の

ように変化しました。

良い波に乗っているときに比べて、困難や苦しみの波が来た時にはそれを

少しでも軽いものにするため、暦の節目があるような気がします。

そして大波がやってきた時、祖先たちは想像を絶するようなことがあっても

越えていくことが出来るように、節度を保って生きてきました。


そんな中でどのようにあれば、最も安心して暮らせるのかが今生の大きな

テーマとなります。

自分の問題だけでなく人々の問題とも関わる生活の中で、三つのことが

満たされる必要があると思いました。それはどのような問題解決において

も必須条件となるものです。

三つのうちどれ一つ欠けてもうまくいきません。

しかしながら、その三つを満たすということが至難の業だということにも気づ

きました。これが心の成長とかかわってくるものなのです。


その三つとは、神・人・自分との調和と一体感です。(神と書きましたが、

無限のエネルギーや潜在意識、宇宙意識とか自然や真実などの総称)

自分との調和、人との調和、神との調和、それらが満たされれば満たさる

程、良い状態が現れてきます。

安心は、三つの調和が満たされて初めて成り立つものだと思います。

私にとって、いっぱい練習しても道は遠く長いのですが、練習のかいは

あります。何かがうまく行っていないとき、この三つのうちのどこかにその

原因があります。



現在目の前には、社会の大問題があります。

間もなくワクチンの接種も行われるということで、人にもよく聞かれます。

歴史レベルでは、遺伝子ワクチンが初めて開発されました。

副作用は少なく安全性が高いということですが、身体に入ってからの生体

に与える影響や変化については、十分な研究がなされてはいません。

コロナの一日も早い終わりを待ち望み、ワクチンを望む世界中の人々の

思いを知りながらも、遺伝子ワクチンが人々の今後の健康にどのような

影響を与えるのだろうという不安がつきまといます。

自然の理に沿った選択をすることが安心へとつながります。


尚、感染症やPCR検査など感染学の科学的見地から、興味深かったのが

徳島大学の大橋眞名誉教授の本やYouTube「学びラウンジ」でのご説明です。

よければ選択の際の参考にしてみてください。

                                      葉香


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