奇 跡
2025.3.1
三月を迎えましたね。
それぞれの地域で変わりますが、新しい季節がまた巡ってきました。
人生って厳しいと思います。でも嘆きや悲観をしながらでは一歩も進むことが
出来ないと分かり、自分を励まし叱咤激励しながら日々を過ごしています。
時に、厳しすぎると希望をなくしてしまうことがあります。
希望の光となるものを求めて、大怪我の後の変化の激しい中を歩いてきて
間もなく一年になろうとしています。,
命がある限り新しい朝を迎え、一日を経験しては静かに夜を迎えます。
そんな中、今までの人生の選択が何を基準になされていたのかに気がついて、
発見したことがありました。
私は「死を避ける」ということを最優先にして歩いてきて、死なずに済む方法を
使って生きてきたことが見えたとき、選択したことも選択できなかったことにも
深い意味があることが分かりました。
死の恐怖が根底にあって、そこで道が決定されていました。
心に起きてきた数多くの感情は、自分から理解されないまま、心の奥深く
へ追いやられていき、抑圧や否認することが自分への理解を妨げていった
様子が映像のように浮かんできました。
意識されないネガティブエネルギーは、人生に問題を引き起こしたり病となっ
て表面化したりしていました。
本当にしたいことをしないで暮らしていたので、この仕事に出会って職業にして
からの25年間は、とても幸せでした。
私の心のそば近くにいられたからだと思います。
もしも心や体や魂を扱うこの仕事をしていなければ、私はもうとっくにこの世に
いなかっただろうと思います。
初めてクライアントさんを迎える日、お花を買って近所の川辺を歩きながら、
幸せすぎて一人でにこにこしていたのを思い出します。
大怪我をしてから約一年が過ぎ、後遺症や不具合が生じ思わぬことを経験してい
ますが、それでも人生が残されているという奇跡の日々を得て感謝しています。
昨年3月には、このようにコラムを書いている一年後を想像できない程でした。
一方でこの一年程つらいときは無かったように思います。
日常の中で肉体的な不自由や年齢に伴なう変化ということを、想像すらして
いませんでした。
更なる希望を見出して、あの川辺を歩いて行きたいと思います。
恐怖ではなく「生きる喜び」のために存在し、魂を選択の基準にして生きて
行きたいと思います。
三寒四温、日本は美しい響きある言霊の国ですね。
次回、桜の開花までの日々どうぞお身体ご自愛くださいね。
葉香
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