息子さんの家庭内暴力や不登校に悩み、Yさんは有名な専門の先生方を訪ねながら、息子さん(次男)が立ち直るためにそれまで大変な努力をしてこられました。お会いした時にはご自身の離婚や性格が原因ではないかと深い悲しみと罪悪感で、心身共に疲れきっていました。愛情を持って接したり理解しないといけないと解ってはいても、息子に暴言や乱暴を受けると実際に愛情を示すということは簡単なことではありません。
しかし、セッションが進むにつれてYさんの心は自然に変わっていきました。ご自身を癒す過程はYさんの持つ愛の本質を表すこととなりました。その変化は次男だけでなく長男や元夫そして幼い頃から理解できずに遠い距離を感じていたお父さんへも、自然な愛情が伝わっていくのを実感なさったのです。
ご家族が笑顔で寄り添う姿へと変わっていく様子をご報告くださって、私は少しでもお役に立てた喜びで一杯になりました。
これからのご家族のお幸せとYさんのますますのご活躍をお祈りいたします。



     家族の絆  (家庭内暴力と不登校から)     Y.T様     平成18年8月


          

             葉香先生
 
         先日はセッションありがとうございました。
         2回目のときもそうでしたが、セッションのあと2,3日してから
         少しずつ自分の気持ちが変わっていくのが実感できました。
         今回はかなり自分の内面の変化としては劇的なものでした。
 
         この前、次のセッションの予約をと先生がおっしゃらなかったので
         大丈夫なのかなぁ・・・と帰り際ちょっと不安なところがありました。
 
         しかし、まさにそのあとに次々と自分の中で感覚が変わっていくのを体験したのです。
 
         2回目のセッションのあと、私は自分がこのままでいいという感覚を取り戻し
         罪悪感から少しずつ開放され
         3回目のセッションのあとは、愛ということの感覚が漠然とこみ上げてきました。
 
         先生のセッションを受け始めるのに前後して
         前世療法のことや、魂のことを少しずつ学びはじめてスピリチュアルなことに
         引き込まれていっている時期ではありましたが。
         お会いして、私は少しずつ光の世界、魂のこと、人間が常に成長し続ける魂、光で
         あることをだんだんと信じ始めていきました。
         それと平行して先生のセッションを受けると頭の中で、こういうことなのかなぁと考えていた
         ことが実感として心から理解していった感じでした。
         先生のいくら頭では反省してわかっていても心が変わっていかなければだめなのという
         言葉がよくわかりました。
 
         自分が肯定されると不安感がなくなり
         罪悪感でいっぱいでずっと足踏みしていた私の足が前へ一歩出られたように思います。
 
         そして自分以外の人にも無性に何かしたくなりました。
         自分が何かしてもらいたいとか義理とかでなく
         相手の喜びが自分の喜びと感じられる幸せに気づきました。
         自分がしてあげたいと思う心、かえってこなくとも与えられることが愛なんですね。
 
         そして毎日のあたりまえの景色や、空気やにおいや
         私の周りの人々やいろいろなもの何もかも感謝したい気持ちでいっぱいになりました。
 
         先週の週末、元夫と子供たち二人の3人で
         元夫の祖先のお墓参りに行きました。
 
         かえってきて、子供たち、特に次男は旅行が楽しかったようで
         本当に幸せそうでした。
         (おいしい食事や観光など元夫は子供たちを楽しませてくれたようでした)
 
         以前の私なら、いつも元夫はいいとこどりばかりで、私ばかりが怒ったり、けちけちしたり
         嫌な役まわりで、ずるいとねたんでいました。
         しかし、今回は子供たちの話を聞いていると
         私自身が心からうれしくて、ものすごく幸せな気持ちになったのです。
         元夫のうれしそうな笑顔が浮かび、本当によかったなぁと心から思えました。
         前の私は、元夫に感謝しなくちゃと頭で思い、心はねたんだり、罪悪感でいっぱいだった
         のです。
 
         また私の父親のことを、改まって考えてみると
         彼はまだ愛情を欲しがる子供なんだなぁと思えました。
         私が今何かしてあげることは、具体的にはありませんが
         以前は、父親の病気ノイローゼのことをばかじゃないだろうかと
         腹がたったり、くだらないと思っていましたが
         今は、幼子が不安なのといっしょなんだなぁと思いました。
         父親には、今までよりもっとやさしくしてあげようと思います。
         大人である、父も元夫も次男もみんないっしょなんだという気がしました。
 
         彼ら3人の感じはまさに私からみると
         みな同じ位置にいるように感じられます。
         今は次男を中心に愛を与えられるようにがんばります。
 
         しかし、愛を与えるというのは難しいですね。
         今改めてそう考えるとかつての自分の行動、次男を見ている自分の目、心が
         よみがえってきます。
         いかに、自分が自分のことでいっぱいで自分を愛せなかったから
         次男に愛をかけられなかったのか本当によくわかるのです。
         だから今は息子を本当に心から愛そうと思うのです。
 
         それから長男ともまた良い関係が生まれました。
         私が素直に今の心の変化を伝えたときその思いが伝わったのです。
         私が長男を愛していること、信じていることが伝わったのです。
         うまく表現できないのですが、心が通じ合っているという感覚をお互いに共有できた瞬間
         でした。
         長男にも同じようにしてきたように思うのになぜ、次男とはうまくいかないのか
         先生がおっしゃるように前世からの因縁があるのでしょう、やはり。
         それが今生、私がクリアすべき課題なんですね。
 
         愛を与えられる情況に私がなればそれは自然と行動になると先生もおっしゃいました。
         それが少しずつわかってきました。
         完璧は無理なので少しずつでいいですよね。
          そして、次男との関係をさらにもっとよくするには
         先生のお力をお借りするときがまたくると思います。
         そのときはまた、よろしくお願いします。今はもう少しがんばってみますね。
 
       
         思いつくままに、長文で失礼いたしました。
         先生お体ご自愛くださいませ。
 
                                            Y.T




                             −了−