恐怖症へのチャレンジ
この十年に渡るヒーリングの経験から、恐怖症のカテゴリーにおいては、
根本的な解決が困難な分野でした。
これを自分の意志で克服したり、それに慣れようとしたり忍耐しようとす
ることは、至難の技であることも理解できたことでした。
生活の中で絶えず起きる不安や恐怖を避けようとして、多大な困難や
弊害を感じつつ、人とかかわることを避けたり閉じこもるようになったり、
出かけられずに毎日同じ狭い空間の中でいることを、自らに強いていた
りしている方も多いようです。
しかし、もしこれらを克服できたら、人生がどれ程豊かな景色をとも
なって蘇ってくることでしょう!
恐怖症とは、不安障害に分類されます。ある対象物・状況・場所などに
対する理性では説明のつかない、圧倒的かつ持続的な恐怖のことを指
します。この過剰な恐怖もしくは不安は、合理的な根拠がなく通常、無害
な対象物や状況に結びついています。
心理学では、恐怖症は一般に3つのカテゴリーに分類されます。
単一恐怖: 蛇、蜘蛛、高所、飛行機、乗り物、感染症、死など特定の対象物
や状況に対する恐怖
社会恐怖: 社会的な状況や他者に関わる恐怖。主に、他人から詮索や批判、
或いは否定的な評価を受けることへの恐れにまつわるもの。
広場恐怖: 慣れ親しんだ「安全な」場所や領域を離れることへの恐れ、どうし
ようもなく厄介な、あるいは困難な状況を経験することへの恐れ、
追い込まれたり、自制心を失うことへの恐れ、挫折や死への恐れ、
続いて起こるかもしれないパニック発作への恐れなどから組み
合わさったもの
(インテグレイティドヒーリングプロトコルからの抜粋)
*上記の分類の中で、私自身(伊澤)が克服できていないものがいくつか
あります。特に蛇はどうしてもダメです。このヒーリングを開発した偉大なる
ヒーラーのニックとマチルダは、蛇の恐怖症をヒーリングするために大きな大蛇
を目の前に用意して、その効果を確認するらしいのですが、私にはさわれ
ません。しかしこのヒーリングは、本当にすばらしい効果が期待できます。
もし上記のような点に心あたりがありましたら、自信を持っておすすめしま
す。 (私どもでは蛇以外のことならOKです。)
ここに、恐怖症ヒーリングをお受けになった方のご感想を掲載させて頂きました。
初めての場所や大勢の集まりなどには以前から、大きな不安や緊張を持っ
ていらしたのですが、少しづつ克服してこられました。中でもこの恐怖症
のヒーリングはもっともダイレクトな癒しをもたらしてくれたように、感じます。
M G 様 21.11.9
前回うかがってから1ヶ月がたち、もう晩秋となってきましたが、
お元気でいらっしゃいますか?
初めて参加した会合で、非常なショックをうけてしまいどうしようもなくなり、
それを何とかしたくてセッションをお願いしました。初めての出会いの場で
身体はがちがちで、激しい緊張からすぐにでも逃げ出してしまいたい
という気持ちと恐怖や不安でいっぱいになってしまったのです。
それについてのヒーリングを受けました。
セッションからひと月が立ち、再びその会合に出席する日がやって来ました。
その同じ集まりは今月の土曜日でした。
前回とは会場が違い、窓がある開放的な部屋、という条件も幸いしたとは
思いますが、今回はとても楽しく集まりに加わることができ、メンバーの
顔もはっきりと見ることができ、来月もぜひここに来たいという気持ちを
持つことができました!
それだけでなく10月の後半ころからは、色々な場でとても楽な気持ちで
人と接することができるようになってきています。会う人みんなを大切に
思える気持ちとでもいいましょうか?また、自分を防衛してしまう気持ちが
かなり薄れているとも感じられます。
いったい先生がどんな方法を使われたのか私にはわかりませんが、この
毎日の楽で幸せな気持ち、落ち着いて安定した気持ちがその結果を教え
てくれています。
恐れがなく、今までで一番平和な気持ち、といった感じです。
その気持ちは私の仕事にも確実に影響を与えていると思います。
前回の会合でショックを受けなければ、先生のところには行かなかったと
思うので、あの時はつらかったけど、行ってよかったと今は思えます。
本当にありがとうございました。
後日、M G様より更なるうれしいご報告を頂きました。
21.12.8
実は今月もこの集まりについてのご報告の続きがあります!
先週の土曜日このメンバーでの忘年会がありました。
当日25名程度集まったのは、私にとっては初めてか、せいぜい1、2度顔
を合わせたけれど、それほど言葉はかわしていない人たちばかりでした。
でも最初から不思議だったのは、もともと初対面の人は苦手、ビジネス
マンも苦手、宴会はもっと苦手で知っている人たちとでさえ避けてきた私が、
会場へ行く途中でも全く不安を感じなかったということです。
忘年会の最中もあまり知っている人がいないので「どうしようかな」と思った
時間は時々ありましたが、そのたびに自分から話し掛けてみたり、人が隣
に来てくれたりして、なんと4時間近くも!その場にいました。普段話す機会
のないいろいろな仕事をしている人たちや、海外での経験がある人たちとも
話ができて、今までの自分の世界がぐんと広がった感じです。
もし今までのように欠席していたら、いまいちという感じで年を越すことにな
ったと思います。しかし最後のチャレンジとして出席してみて、まあまあの
良い手ごたえを得ることができたので、今年は本当に良い年だったと満足感
を抱いて年を越すことができそうです。
今までのいろいろなことを通して、一番ありがたく思うのは、困難な出来事や
つらい思いを体験することは、今までの自分を変えてもっと幸福な人生を送る
ためのきっかけとして使えるとわかったこと、だから、そういう困難に遭遇する
ことを恐れなくてもいいと思えるようになったことです。離婚のこともそうですし、
対人関係のことも、今回のこともそう思うための貴重な経験となりました。
本当にありがとうございます。
来年は一緒にいて喜びを感じられ、共に歩んでいけるような相手と巡りあいた
いと思っています。
−了ー