来年は       


                                 2013.12.5   

 年の瀬は、クリスマスやらお正月の仕度やらで気分もうきうきしたり、また
慌ただしく感じられたりしながらそわそわとしたこの頃です。一年を締めくくる
ような良いコラムをと力んでいたら結局何も思い浮かばず、やめたらふとア
イデアが浮かんできました。



それはこのコラムを読んでくださる皆様の来年のこと、それを集合無意識の
中からメッセージとして皆様にお伝えしようと思います。
ちなみに皆様の今年は流れから言うと活動的で奮起させるものや発展、飛
躍、変化、嵐、変動、という流れの中にあったようです。振り返ってみていか
がでしたでしょうか?



来年は自然の姿からすると「山」にたとえられます。
これは山のように心を静め、理性や感情を自分の内側に向かわせることが
必要とされるということです。そうすることで、あなたにはあなた自身が見えて
きます。そして想像力を発揮し、自分の未来、好ましい未来を想像するとき
です。


実際に体を動かす行動も大切ですが、想像することによって、潜在意識に自
分の願望の種をまき、水や肥料をやり、育てていくことになります。無理をさ
け、静かに内側の力を蓄え自分を知ることに重きを置くことで、未来へのさら
なる発展の礎を築いていく年です。



また外にむかって行動しても心の平静を失わないでいることが肝心。心が定
まらないまま無理に進もうとしても困難さがあるかもしれません。でも人に依
存する心を捨て、自分を見つめ、おのれを知ることに徹してから踏み出すと
いうことを心がけるとよいようです。


先月、感情について書きましたが、
おのれを知るために、日頃自分が出すのはどのような感情が多いかに気づ
くことによっても、未来を変化させるきっかけが出来ます。明るく穏やかな安
らぎに満ちていることが多いようでしたら、その心はきっと次なる成功の素地
となります。リラックスしていて、自由で楽しみが多いようでしたら、きっと人
との関係でも喜びが多くなります。



心の痛みは古い傷も新しい傷も出来るだけ早い時期に癒すこと。
恐れや負の感情から生まれるエネルギーは環境にも吸収されます。
負のエネルギーを帯びたものは、周囲も負のエネルギーを帯びていきます。


自分の過ごす場所をきれいにして聖なる光が届きやすくなるように、環境に
も気を配り心も環境も浄化をしながら、来る年が心の豊かさを蓄積して未来
の実りを手にするための成長と肥やしの年となりますように。



私は今年、転機の年だったと思います。
年を重ねることによって、起きてくる困難にもまたその意味するものにも、深
みと重さが増すような気がします。しかし、困難は同時に光をたずさえてやっ
てくるものなのだということを学んだ年でもありました。



夜明け前がもっとも暗いという言葉どおり、困難や障害の中にいる時心は暗
くなりがちですが、それは同時に光からのささやきを最も耳にしやすい状況
と言えるのです。「もう少しだよ。その暗闇を通り過ぎたら光の場所が待って
る。だから必死でそこをかけぬけるんだよ!」と。

                                 葉香

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