令和元年5月1日

新しい時代が始まりました。

昭和・平成・令和という時代の流れの中で、昨日と今日の間に

一つの時代の終わりと始まりを経験しています。

平成天皇両陛下のお姿を拝見するたびに、日本という国の美、

感謝の心や敬愛、和合、謙遜の美徳、品格など数多くの徳に

触れさせて頂きながら、日本人であることを改めて認識してき

ました。


幼い頃、我が家には明治生まれの祖母と江戸生まれの曽祖父

がまだ存命でした。

着物しか着たことがなく、浄瑠璃を語っていた曽祖父を見る度

何だか物凄く長い時代を生きてきたんだという気がしていまし

た。

令和生まれの幼子は、昭和生まれの私たちの姿をどんな思い

で見るのかなっと思うと何だかおかしいですね。



上皇陛下は祈りの時、「災害が起きるときは私を通してくださ

い。」と祈られるというのをお聞きしたことがあります。

その祈りは、被災地に訪問されるお姿となって表れました。

全身全霊でそのお役目を果たすというお心の一つを知った時

ただただ凄いと感動し、ずっと記憶に残っています。

表には決して出ない苦悩を乗り越え、気高く美しく愛に輝く上皇

后陛下と共にいつまでもいつまでもお元気でありますように。


そして、令和の年月が平安と安らぎの続く美しい時代となりま

すように。

                              葉香




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