2020.4.6

桜の花は、あっという間に散ってしまうという印象が強かったのですが、

今年は寒暖差が激しいためか、花が長く保たれているようです。

薄紅色の桜のそばに、萌え出した木々の緑がとてもとても美しいです。

ひらひらと舞い散る花びらが一枚、歩いている私の腕に落ちてきて、誰か

が声をかけてくれたような気がして、大事に持って帰りました。



明日にも緊急事態宣言が出されそうですね。

刻一刻と変わっていく感染の状況に、様々な想いを持ってお過ごしの

ことと思います。

ニューヨークの街を歩く人から笑顔が消えて・・という番組の情報を知り、

よく似ている過密した都市の、すぐ先の様子を垣間見る気がします。

戦時中に疎開をして、都市への攻撃という難を逃れた時代がありました

が、今度の攻撃は目には見えず、どこから来るかもわからず、誰にでも

侵入してきて、炎症をもたらし呼吸困難に陥れる。

生まれて初めて、医療崩壊という言葉に目が止まりましたが、

初めてのことばかりを経験しますね。



「命を守るための行動を取ってください」という言葉は、この数年間で

自然災害が起きた際に、避難勧告とともによく耳にするようになりました。

守るべきものを守るために、何をすれば良いのか。

何から守るのか、どうやって。

どうすれば守れるのか。

その力はどこからやってくるのか。


この一つ一つに、それぞれの立場で考えていらっしゃることと思います。

それがどのような方法であれ、守るべきものがそこにあり、それを守ろう

と決意すれば道が見えてくるような気がします。

私はひとり暮らしですので、まず守る対象が一人います。

同時に守ろうとする人が、共に私の中にいるという感じ。



ご家族と一緒の場合は、この決意が人数分膨らみます。

さらに仕事関係や友人、関わる方々の人数が膨らみます。

総理大臣は今どのような思いで働いていらっしゃるのだろう。

それぞれの人々の持つ役割を想像するだけで、頭が下がります。

それがどんな方法でも、そして完璧でなくても大丈夫。

大切なのはその決意を実行することだけですから。



私たちに起きている現在の状況で最も大切なことは、心の安定を保つこと

にあります。

何故なら、免疫力は安らぎや平和や愛の感情と深く関連しているからです。

安らぎや愛がそこに満ちているときは、免疫力も高くなります。

反対に恐怖や不安や怒りや憎しみや悲しみなどの感情が多くなると

免疫力は低下してしまいます。

瞑想や座禅は、私たちの心を安定させ感情的にならずに精神の安定を

もたらしてくれます。


一般的に良く知られている簡単な瞑想の方法があります。

背筋を伸ばし目を閉じて、内側に意識を向けて静かに呼吸をする。

たったこれだけのことですが、とても多くの恩恵が得られます。

瞑想は内分泌腺を活性化し、免疫力を高め肉体の健康をもたらし

意識のバランスを整えてくれます。

いろんな方法があるので、既に経験をなさってる方も多いかと思います。

是非取り入れてみてください。

ご健康をお祈りしています。

                               葉香



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