あけましておめでとうございます。


                              2023.1.1

お元気でお正月をお迎えでしょうか。

4か月ぶりのコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。

最初に、また仕事を再開する運びとなりましたことをお知らせ致します。

この4か月の間、温かいお便りを頂いた皆様に深くお礼を申し上げます。

また、全ての皆様に感謝いたします。

23年間、休みなく続けてこられたことは今思えば奇跡のような気がしますが、

長く休んでみて初めて知ったことがありました。

それは、私を心配してくれる人がいるという発見でした。休養とだけ書いて

あったので、心配してお便りやお電話を頂き、初めて多くの方々が

私を気にかけてくださってることを知ることが出来ました。

暗闇を一人彷徨っているような日々の中、頂いたお便りやお電話にどれほど

救われ助けられ慰められたことでしょう。

それが、もう一度仕事をしようという意欲となった大きな力でした。


脚と腰と胸と首がそれぞれ異なって動いているような感じで、身体がバラバラになり

そうな感覚の中、心不全や肝機能障害、免疫疾患、呼吸器疾患などが起きました。

最初は微熱から始まったので、コロナを疑いましたがそうではありませんでした。

当時強いストレス下にあったため、免疫システムが悪化し悪い細菌やウィルスへの

抵抗力が弱くなったことで重い病になりました。


身体が病むと心も弱くなり、不安や恐怖が何度も襲ってきて自信を失っていきました。

医療機関を受診しながら、私に出来る癒しのテクニックを使い、毎日ただその苦しみ

が和らぐのを待ちました。

何故、当時のストレスに抵抗できなかったのかが分かったのは、次々と起きてくる

機能不全を直そうとしていた時に判明しました。

大きな金庫を開く際に必要な何桁かの数字がありますが、その数字がそろい、開

かれた心の最も奥の潜在意識という金庫にありました。


中には私の身体や思考の土台となった、受精時から2歳くらいまでの記憶そのもの

がありました。細胞分裂の間に記憶されていた箇所は、骨、心臓や臓器、筋肉、内

分泌系、神経系、脳、チャクラ、オーラといったあらゆる所に保管されていました。

身体細胞が増殖し創造されていく日々の中で、細胞に組み込まれ、脳やチャクラに

記憶されたものがどんなふうに人生を形づくっていったのかを、興味深く見ることが

出来ました。


お腹の中にいた頃の母の感情や想念、家族の中での母の心境なども全て記憶され

家族の思考パターンも自分のものとして刷り込んでいきます。

当時の環境は平和や安全や安らぎとは離れた世界でしたが、私の意識はそれらを

知っていました。しかし身体に刷り込まれていくエネルギーに抵抗する力はありませ

んでした。

休業前、この頃の波動と似たエネルギーに多数触れていたのですが、

それがパスワードとなって、強制的に扉が開かれていった気がします。

受精時から数週間の日々の様子にも触れましたが、最も美しい魂の輝きを見つけ

たことはその後の癒しを加速してくれました

この辺のことはまた別の機会にお伝えしたいと思います。


身体を治すためには、この時代に失われた機能を取り戻さなければなりませんで

した。息が苦しくなった時、クライアントさんに向き合った日々を思い出しました。

祈りとヒーリングは人を生命のエネルギーで満たし、意識を変容し何度も奇跡的な

治癒をもたらしました。今度はそれを自分のために行う時なんだと思いました。


三つ子の魂、百までもという諺があります。

この諺は潜在意識や生体の謎が解明される以前からあったもので、人間の叡智から

の言葉だと思います。

百まで持っていきたいものは残し、命の正常な働きを妨げるものは手放すことが

出来たら、さらに人生は素晴らしいものになるでしょう。

もちろん先天性のものやどうすることも出来ないことが多々ありますが、このたびは

いくつか変えることが可能な部分がありました。


一番大きかったのは、選ぶことに関してです。外部から来る刺激に対して主体的な

選択肢のいくつかが失われていたのですが、身体に記憶された恐怖を解放し自分

との分離感を統合することで、自然に選択する力を取り戻していきました。

攻撃してくるものや命の働きを妨げる者に対して、私は抵抗するという選択肢を持っ

ていなかったのです。どんなに強くなろうと努力しても、無力な対応をする自分がいて

身を守るという選択肢を持っていませんでした。


クライアントさんを他者の攻撃から守ることは平気で出来るのに、私に向けられた

ものはネガティブな想念波動を受けても、大きな痛手を負うことが多かったです。

それも一つの壁でした。

しかしその原因はこの金庫の中にあって、どうしてそうなのかを理解したことだけで

解放に至りました。


この4か月は、これから生きていくための力と希望を見出す旅のようでした。

ここで得た癒しは、私を死の淵から救ってくれたからです。

未来に持っていきたくない思考やネガティブなシステムを、出来る限り手放し続け、

人としての真の健康を生み出していきたいと思います。


ここにもう一つ先人の教えがあります。

ジャン・ジャック・ルソーの言葉です。

「人は二度生まれる。一度目は存在するために、そして二度目は生きるために。」

一度目はこの世に生を受けたとき、二度目は自分に内在する奇跡の力を知ったとき、

この時から真に生きることが始まるという意味だそうです。


新年を、再び仕事が出来る喜びと共に迎えられますことに感謝いたします。

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

                                 葉香


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