目に見えないもの

  


                                  2011.4.16


大震災の後、原子力発電所による放射能の影響を心配する声が止まること
がありません。目に見えないものに対する人々の恐怖が、これ程大きいこと
に驚いています。
いつの間にか堆積していたり、知らぬまに身体に危害を加えていたり、時間
がたってから解った時には、土壌が汚染されていたりすることが不安や恐怖
をかき立てるのです。赤や黒の色として目に見えるのならわかるのですが。

震災後、何度も発電所とその周辺へのヒーリングを行いました。
3月に解っていた光の存在たちは、もう既に何十倍もの数になって今も助けを
もたらしてくれています。私の眠っている間にも、すっかり忘れている時にも。
原子力エネルギーについては、まだたくさんの課題が人類には残されています。
放射能の脅威にさらされることのないようにするには、それを扱う人々の意識
がどこに向かってるかが重要です。愛と調和のエネルギーによってしか、正しい
取り扱いは出来ないのです。
現在集まって来られた光の存在たちは、原子力の及ぼす影響がこの地球だ
けに止まらないためでもあると感じます。周辺の惑星や太陽系に与える影響
が大変大きいからです。

地球という惑星の意識は、現在大きな変化を遂げています。
私たちはこの大地から無条件の恵みを受けて生活しています。でも、このたび
発電所周辺の地の神のような意識に触れて、始めて理解できたことがありまし
た。大地の無条件な提供に対して、私たちは果たしてどのように報いてきただ
ろうかという思いです。
現在、地球という惑星の意識はかつてない高いレベルにあります。
そのことは、ここに所属する私たちの意識のレベルが同時に問われていることで
もあります。
放射能と同じように目に見えない脅威というものに、実はとてもたくさんさらされ
ています。念ずれば花開くという言葉がありますが、想いのエネルギーというものも
使い方によっては人を破壊する凶器となります。思い通りにならないことや、憎

みや嫉妬や恨みなどの感情が人に向けて発せられるとき、それが力を帯びて
相手を攻撃するエネルギーとなります。
出来る限り平和で穏やかで安らぎに満ちた心で生活できるように、人への思い
はどうかなど心を見張っていなければなりません。

春先に起きた難事は、居眠りでぼけてた私の目に浴びせられた水のようです。
きっと多くの皆様にも、様々な変化となって起きていることと想います。
キーワードはまさに愛だと言えます。
そしてこの言葉の言うはたやすく、知るは何と困難なものでありましょう。

                                              葉 香     


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