意識の力
2011.10.3
皆様こんにちは。
今月は、感情が及ぼす外的な影響力についてお伝えしようと思います。
感情には、ご存知のように様々な種類があり、複合して起きる感情もあります。
よく、いじめや暴力を受けたことが人生に与える影響力について考える機会があり、
ふとどんな感情が引き金となるのか、調べてみました。
私のコラムは、内容がどうしてもコメディドラマのようにいかないことを大目に見てくださ
いね。
さて、感情をいろいろ書き出してみました。
私が最も興味深かったことは、いじめや暴力による攻撃を受けやすい感情とは何かを
知りたかったのです。
それを知ることは、私たちが人生において新しい選択肢を増やすことになるからです。
暴力によって起きる悲劇を減らすことができれば、もっと生きていくのがうれしくなれると
思ったからです。また、いじめや暴力など縁がないという方もいらっしゃることでしょうが、
そんな方々も、悪口や言葉の暴力や嫌味や無視や仲間はずれ、などの経験をされたこ
とはあるかもしれません、そんな場合も含まれています。
今までのヒーリングによる個人的なデータですので、これはほんの参考と捉えて頂ければうれしいです。
攻撃されやすいナンバー1は、どんな感情だと思いますか?
それは恐怖と迷いと不安でした。以下は順番にそって、無価値感、罪悪感、自己卑下と
続きます。そして攻撃されにくい感情は、・怒り・咎め・嫉妬・憎しみ・疑い・破壊などでした。
こうしてみると、恐れという感情が最も攻撃を受けやすいことがわかりました。
そういえば、以前テレビでマフィアに追われている元マフィアが話していたことを思い出しました。それはとても印象深い内容だったのです。彼が長年魔の手から逃れられたの
にはそれなりの英知が働いておりました。何と、彼はわざわざそのマフィアの住む街で
暮らしていたのです。インタビュアーが何故海外に逃亡しないのか?と訊ねたら「恐れを
持ったら俺たちゃすぐ殺されるんだ!」と言っていました。次に、無価値感や罪悪感や自己卑下といった感情は、人から攻撃されるまでもなく自分自身に向けて常に発せられているので、人からのほんのちょっとの攻撃によって一溜まりもなく撃沈してしまうもののようです。
また怒りや咎めや嫉妬などの感情は、無意識のうちに外側に向けて攻撃力を発揮しているので、比較的、外部からの圧力にはひるみにくいことがわかりました。破壊というのは、精神的肉体的に暴力を基本とした生き方を選択している場合ですが、近づくことが怖いので攻撃される危険性は少なかったです。
上記の全ての感情は、自分が持っていても他人に与えてもどれもその全てが自己破壊へとつながるものです。
では、最も攻撃力の影響を受けないものは何だったでしょうか?
それはご存知、「愛」でした。
愛については、まったくゼロで攻撃力は及びませんでした。
でも、この愛というものを言葉で表現するのはとても難しいです。これは意識のエネルギーだからです。
私には難しいけど、それがどんな状態かを表現した哲人の言葉をお借りしました。
「生命をいきいきさせているというのは、肉体の諸器官・諸機能がさわりなく病なく順調に働いている状態を言い、精神的には心に何の捉われもなく、すっきりと晴々としている状
態である。そのためにどうすればよいかというと、自己の想念波動にも他人の想念波動に
も捉われぬ心境になることが第一なのです。」
この言葉はとてもわかりやすく、私には理解しやすい愛というものへの一つの認識でした。
全ての感情エネルギーはオーラの感情体やボディに蓄積されるので、時を経てもそれが解放されない限り、人間関係や自己実現を阻み、いずれは痛みとなったり病となって発病していきます。
関英男博士が、高次元科学のなかで中性子と陽子の歪みによって病が発症するということを書かれていらっしゃいました。中性子は意識・陽子は意志に関係があります。
私たちの感情は、意識や信念などと直結しているので、正しい意識を持つことがとても重要だといえます。
夜になるのが早くなりましたね。私の部屋のベランダでもよくコオロギが鳴いています。
皆様、どうぞお元気で楽しい秋をお過ごしくださいませ。
葉 香
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