言霊

                                    2012.3.1

春の訪れを今か今かと待ちわびる寒い日々が続きましたね。
東京でも大雪の後の暖かい春の陽射しがうれしい、三月を迎えました。
月の初めに書いてきたコラムですが、二・三年前に一度ご紹介した言葉の力についてまたお知らせしたいと思います。

言葉の持つ魔法のような力を、私はこの十数年感じてまいりました。先日もこうしたことをお話した何人かのクライアントさんに、素敵で驚くような変化がみられました。一人は小学生の男の子です。つらい症状で悩んでいたため、前日からあるアファメーションを考えておきました。セッションでは多次元のヒーリングが必要でしたが、その夜から枕元で彼はそのアファメーションを繰り返してくれました。かわいい声で何度も繰り返したのですが、何日か過ぎてその男の子からとってもうれしいお電話を頂きました。

「ぼく、なおった!」私はその声を聞きながら、うれしくて神様に感謝せずにはいられませんでした。他にも多数うれしいご報告を頂きましたが、そんな中でお二人からのお便りをご紹介したいと思います。


「早速セッションのあとから『ありがとうございます』を連呼しているのですが、昨日、ビックリな事が起こり、先生に報告したくてメールさせて頂きました。
なんと、お正月に履歴書を出した〇〇会社から 連絡がきて、面接をしてもらえることになりました。履歴書を出してからだいぶ経っていて、履歴書自体を捨てられたかもと思っていた為、奇跡が起こったようで嬉しくて。まだ面接をしてもらえるだけで、実際に受かったわけではないですが、既に受かった気分です。奇跡は起こるんですね。
本当にありがとうございました。」



「今日でやっと3週間です。この日をどんなに待っていたことか。本当に長かったです。
感謝の言葉や幸福な言葉の数々を唱え始めたとたん悪夢を20日間近く見続けました。最後に見た夢でおお泣きしたけど、ものすごく感謝を伝えている夢でした。朝すっきりして目覚めましたが、その後一度も悪夢を見ることはありません。
最近は特に毎日111という数字や222という数字が目に入ってくるようになりました。調べた所、数秘術では思ったことが現実になる、自分を信じてという意味があるそうです。まさに今の自分に相応しいメッセージと思い更に前向きに取り組むきっかけとなりました。」


お二人から寄せられた感謝の言葉に、うれしかったことはもちろんですが、私自身も改めてその素晴らしさを再確認しました。
言葉が現実を創ると、聖書をはじめ真理の書にも書かれていますが、日本語の持つ言葉の力について学べば学ぶほど、その素晴らしさに感動します。万葉の頃から「言霊のさきはふ国」「言霊のたすくる国」と称えられてはいても、実際にどのようなパワーを持つのかを、私自身は自分で試してみるまでわかりませんでした。

言霊についての文献は数多くありますが、その一つに「ホツマツタエ」があります。景行56年(紀元前7世紀)に三輪臣大田田根子命によって編纂、献上されたものです。天・地・人の三部からなる物語で、当時の文字で書かれているのです。幸い
この研究をなさっている方からそのご講義を何度か受けたのですが、日本文化の宝庫とも言えるくらい内容が豊富で、日本文化の重要な部分はほとんどわかるような内容です。
霊的なことが生活と密着し、やさしさや美意識、清浄さ、「直なる心」、日本固有の死生観が伺われてどこかなつかしい気がします。
現在の日本語のもととなっているのですが、ホツマ独特の文字や言語体系にもとづいています。それが一定の法則をもってその言霊的威力を発揮するようです。この辺は専門的で大変難しく、私には分かりにくいものでしたが、古代の人々はこの言語を調べに乗せて病の治療などにもに使用したそうです。




上記のお二人は、セッションにより無意識となった過去からの否定的なエネルギーをたくさんポジティブなものへと変換されていました。そのため、人生を自ら創造していこうとする前向きな姿勢はお持ちでしたが、そのポジティブなエネルギーを望む方向へと運営していくための助力を必要としていました。それが言霊パワーによって助けられ人間関係や仕事など、あらゆる方向に良い循環と広がりをもたらしてくれました。感謝できる心が満足感を増し、今という現実にそなわった祝福が見えてくるようになります。
お一人は悪夢を見られましたが、彼女には、他にも愛や調和・平安・安らぎなどのアファメーションも同時に唱えてもらいました。
セッションで得られた気づきや力は、その後自然と現実を変えていきます。そして私たちは一人一人が望む未来を創造していかなければなりません。とても真剣に取り組まれた彼女たちは潜在意識にある否定的な想念や感情エネルギーを寝ている間にもたくさん浄化していかれたようです。



日常使う言葉に注意し、心の中で使う言葉を意識して、良い言葉ポジティブな言葉を使い、感謝の生活が出来ることは古代の人々が教えたそのままの生活のあり方です。
当時人を〇〇の神とか〇〇の命とかと呼ばれていますが、そのくらい人が尊ばれていたことのしるしではないかと思います。
ありがとうございますの言葉をたくさん使って、是非、この力を生活にちりばめてみてください。無心になって、どうかトライしてみてください。そして幸運や安らぎや目的とするものを現実のものとしてくださることを願っています。
野坂礼子さんという方のお書きになった「ありがとう」の魔法というご本がマキノ出版から。
ホツマツタエについては鳥居礼さんの(言霊ーホツマ)というご本がたま出版から出されています。大変すばらしい内容ですので、是非このご本も参考になさってください。

                                            葉香
       
 
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