雨のとき
2015.6.15
雨の季節がやってきました。
湿気の多いこの時期、体調を崩しがちですが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
今月はなかなかテーマが決まらず、ずっとそのままになって
おりましたが、きっかけが見つかりページを開くことが出来ました。
3月のコラムで、孫の歯のその後をお知らせすると申しましたが、
歯医者さんに生えないと言われていた歯が生えてきました。
真剣にヒーリングをしても、それが必ずすぐに結果を出すわけでは
ないこともあります。忍耐をもって待たなければならないことがたく
さんあります。
私たちが望む通りの結果となって現れることもあれば、成長のため
に、さらに理解を深めなければならないこともあります。
でも、必ず神は良きことの何等かを与えてくれている気がします。
今の季節に書かれたのでしょうか?
金子みすずさんの、美しい詩が目に留まりました。
しば草
名はしば草というけれど、
その名をよんだことはない。
それはほんとにつまらない、
みじかいくせに、そこらじゅう、
みちの上まではみ出して、
力いっぱいりきんでも、
とてもぬけない、つよい草。
げんげはあかい花がさく、
すみれは葉までやさしいよ。
かんざし草はかんざしに、
京びななんかはふえになる、
けれどももしか原っぱが、
そんな草たちばかしなら、
あそびつかれたわたしらは、
どこへこしかけ、どこへねよう。
青い、じょうぶな、やわらかな、
たのしいねどこよ、しば草よ。
つゆ
だれにもいわずにおきましょう。
朝のお庭のすみっこで、
花がほろりとないたこと。
もしもうわさがひろがって
はちのお耳にはいったら、
わるいことでもしたように、
みつをかえしにゆくでしょう。
もしもとっても疲れて休みたいと思っている人に
やさしいしば草のような安らぎと、涙をぬぐえる
ような気持を送ります。
葉香
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